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アニメの魅力について語る
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にわかオタの諸君、元気ですか。話題作りのために、アニメのチェックに余念が無い毎日ご苦労様です。せいぜいキャラ萌えでもして楽しんでいて下さい。違法な動画アップロードサイト観て分かったつもりになるのもいいでしょう。本当のオタクのビジョンに足を突っ込むのなら、当ブログが多少の手助けになる事があるかもしれない。何となく周りに合わせなくても、自然とオタ属性が身に付くだろう。

 アニメをリアルタイム、時系列的な側面から観ると、そこにはオタの全人生を飲み込むような"はじめて"の衝撃がある。アニメは本来クリエイティヴな、クリエイター本位の現象だ。アニメーションはこの"はじめて"を繰り返す事で進歩した。

 以下に私が知る限りの"はじめて"をピックアップした。
 <ロボットアニメの"はじめて">
 なよっちい主人公、アムロ・レイ・・・昔はロボットアニメの主人公と言えば、熱血漢のヒーロー像が当たり前のものだった。しかし機動戦士ガンダムにおいては、物語の展開とともに主人公が成長するという、人間ドラマを取り入れる事に成功した。アムロ・レイという主人公には、ストーリー展開を、ひいては物語自体を牽引するヒロイズムが備わっていない。それでも劇中を通してアムロは成長し、ニュータイプと呼ばれるような活躍を見せている。しかし巨大ロボットアニメ時代のヒロイズムは捨象され、エヴァのシンジ、機動戦艦ナデシコのテンカワアキトなどに至っては殆どと言っていい程成長を見せず、少なくともその事が物語の仕掛け上、見せ場として機能する事が無くなった。そのヒーロー不在の現象はガンダムをきっかけにしたヒロイズムの後退を源流として、エゴイズムの否定による、投影された自我の物語(ハーレム的ヒロイック)世界への埋没という説明も加わる(その根拠は、世紀末における近未来への期待イメージの汎化である)。アムロ・レイの性格設定がリアリズムなら、世相との相互作用を受けながらそれを方法論的に進歩させたエヴァのシンジは、キャラクタ自体が物語という虚構を生み出すシステムに包摂されている点から、存在のリアリズム(エゴイズム)をも失って、より対象化されていると言える(つまり自我=物語世界に干渉する権利を持たされていない。エヴァは観てないからよく分からないけどな。何故そう考えるかというと、男が黒で塗りつぶされた影でしか描かれていない、セリフも無いつまりどうでもいいというエロゲーと、主人公が女性キャラの身体や情操を支配的にコントロールし、物語世界の展開にも破壊的に介入する、エゴを極大化したギャルゲーとが対置される現実から。美少女ゲーム自体に、恋愛欲求の充足から対象を貶め、自己イメージを正当化するオナニー活動へのエスカレートも指摘される。最近は新しいものを生み出すというよりは、やってはいけない事をどんどん解禁する事で刺激を得ている状態ですね。)。

 <美少女アニメの"はじめて">
 今じゃ美少女が戦うアニメというのは当たり前ですが、80年代後半くらいまでは無かったものだ。それ以前はというと、少女達が血と汗を流してがんばるというスポ根モノのアタックNO,1や、多分女性キャラも登場したヤマトや富野アニメにおいては戦う女性の描写も見られた。しかし作品自体が女性視点から描かれる事は無かった。現在においてジャンル化した美少女アニメが一気に流行り出したのは、美少女戦士セーラームーンが登場してからだ。そしてこの作品が最もメジャーだろう。魔物ハンター妖子も、この美少女アニメというジャンルになる作品だと思われる。魔物ハンター妖子とセーラームーンは似ている(これは母親の発言。目から鱗)。そして魔物ハンターの方が古い作品なのだ。製作はマッドハウス。ちなみに私はファンです。

 <超能力アニメの"はじめて">
 ドラゴンボールZという気のエネルギーを描写した作品は、もはや国民的な知名度を持つと言える。同じく幽遊白書は、今も熱烈なファンが多い。私は幽白派。この作品にも、霊力という視覚的なエネルギーが作品を通して大きな魅力になっている。そしてこの"気"の描写を初めて行ったのも、日本のアニメだと言う話をどこかで聞いたのだった。その作品とは、私の好きな幻魔大戦という劇場作品。今となってはとてもポピュラーな、超能力系の作品において必須とも言えるような描写が、幻魔大戦から生まれたとするなら、恐らく東丈がベガに追い詰められ、初めて念動力を発揮するシーンがそれに当たるはず。その発想はさらに、中世やそれ以前の仏教彫刻に見られる後光の視覚化に元を辿る事が出来るだろう。

 <ミサイル乱れ撃ちの"はじめて">
 これは知ってる人も多いと思います。私はガンダム派だからマクロスに関してはもっと詳しい人がいる事でしょう。"板野サーカス"生みの親である板野一郎さんによると、ロケット花火で遊んでいた時に思いついたそうだ。マクロスプラスが一番完成度高いと思います。最近最初のマクロスも観ました。荒削りですがエネルギーを感じて映像として興味深かった。真似して描いてみようかと思ったけれど、アングルの撮り方とかスピードの付け方とか、難し過ぎて不可能でした。発想力にはなおさら脱帽。
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プロフィール
HN:
コウタ
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/11/17
職業:
??
趣味:
漫画、アニメ
自己紹介:
 ―おことわり―
 管理人は子供の頃満足にアニメや漫画といったコンテンツを楽しめなかったために、その時期(8~90年代)の作品に憧れている
 管理人は7歳から趣味で漫画を描いており、作り手の視点から観たアニメへの想いであること
 一番知識のある分野はガンダムです。SFの特に霊や超能力を扱う作品も好きです。サイバーパンクもわりと詳しい。
 エロ大好きです。
 
 
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